2024年開始の【新NISA】でも、現行「つみたてNISA」を継続すべき理由
現行NISAは継続で、今からでも現行NISAを始めるべき
「現行のつみたてNISAはこのまま続けるべき?」
「今年から投資を始めようと思っているけど来年まで待つべき?」
ちまたではさまざまな憶測が飛び交っているようで 来年からは投資上限金額が上がるから、投資を止めて現金を確保しておくべき
現行NISAは終了するから今から始めても意味がないといったような意見もあるようです。
結論からいうと、 今からでも現行NISAを始めるべきです。今年から始めようか悩んでいる方については、一刻も早く始めることをおすすめします。
現行つみたてNISA終了後も継続して非課税運用が可能
理由ですが、現行制度が終了した後も継続して非課税運用ができるという点です。
新しいNISA制度の開始と同時に現行制度が廃止になると勘違いされている方がいるかもしれませんが、新しく現行制度へ投資できなくなるだけで、廃止にはなりません。
来年以降もこれまで同様、非課税運用が可能です。始めた年から20年間、もちろん今年始めた場合は20年後の2042年までしっかりと非課税運用が可能なのです。
多くの方が投資しているであろうS&P500や全米株式、全世界株式のインデックスファンドといった米国中心の投資信託は、過去長い目で見れば右肩上がりの成長を遂げております⤴️
つまり投資期間が長ければ長いほど、利益も大きくなるということになります。
税金は利益に対して約20%かかります。つまり利益額が大きくなればなるほど、取られる税金額も大きくなります。長期で利益が大きくなる(=税金も大きくなる)見込みの商品が、非課税運用できることは大きなメリットです。
今から始めても20年間非課税だから始めないと損
1年や2年といった短期で見てしまうと、米国株でもマイナスの年があります。2022年なんていい例です。
歴史的な円安が進行したためダメージは少なくて済みましたが、利益が大きく毀損してしまった方も少なくないでしょう。
新しいNISA開始と同時に現行制度が廃止、運用も終了するのであれば今から始めるのは考えものかもしれません。
短期投資となってしまいリスクが大きくなるからです。 ですが、つみたてNISAの運用は終了しません。
今から始めても20年間の非課税運用ができるのであれば、始めない理由はありません。
新しいNISA制度では非課税運用期間が無期限化される代わりに、「生涯における非課税限度額」が設定されることになりました。
いつから始めてもいつまで運用しても、この生涯において非課税運用できる限度額は全員一律です。
ここでのポイントが 「現行制度とは別枠で1,800万円」ということです。
つまり現行つみたてNISAで投資している金額とは別枠で、新たに1,800万円の非課税運用枠を得られることになりますので、現行制度を使っていないと損ということになります。
つみたてNISAが開始された2018年から始めていた方は「40万円×5年間=200万円」という既に手にしている非課税枠とは別で新たに非課税枠が得られます。ということは、合計2,000万円の非課税運用ができるということです。
1,800万円を超える非課税枠を得られるのは、今年始めた方も同様です。1年間分の40万円ではありますが、新しいNISA開始から始める方よりも多い非課税枠を手にすることができるのです。
40万円と聞くとそこまで大きな金額ではないように聞こえるかもしれませんが、長期の複利運用をばかにしてはいけません
例えば、40万円を20年間、5%で運用できたとすると100万円を超える金額になります。 1年早く始めるだけで100万円を超える差が出るのです。
現行つみたてNISAをフル活用することで、先行者利益が得られる
「持っている非課税枠が他の人よりも多い」これは早く始めた人だけが得られる特権です。 まさしく「先行者利益」といえるでしょう。
積立投資の世界では「待つこと」のメリットはほぼありません。 相場がどのように動くのかわかっていれば、タイミングを図ることもできます。 ですが、どのように動くのかわからないのが相場です。 だからこそ、どのように動いてもリスクを抑えて投資ができる「積立投資」が推奨されるのです。
今年の相場を考える必要はありません。
少しでも早く積立投資を始めること
少しでも多くの非課税枠を確保すること
これが将来の大きな利益につながると考えております。
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